亀井 樹
亀井 樹 助教
Tatsuru KAMEI
研究テーマ: 環境微生物を利用した水処理技術
研究者総覧
研究紹介

亀井 樹 助教
Tatsuru KAMEI
研究テーマ: 環境微生物を利用した水処理技術
研究者総覧研究紹介

微生物の力を借りて水を綺麗に

1人の人間はお風呂やトイレ、洗濯などに1日200リットルもの水を使うと言われています。また、人が使う工業製品や化学製品、食料品などにも直接的あるいは間接的に水は使われています。このようにして使われた水には、有機物や無機物、有害化学物質や病原性微生物など様々なものが含まれています。そして多くの場合その水は直接再利用できず、適切に浄化を行わなければ環境汚染や、私たちの健康を害する原因になります。
地球の人口は右肩上がりに増加し、それに応じて汚染水の放出量も増え環境を汚染しています。同時に地球上にある資源・エネルギーは、人口増加を支える大量生産・大量消費により今まさに枯渇の危機に瀕しています。人の活動で排出された汚染水の浄化技術は非常に重要ですが、浄化のために資源やエネルギーの大量消費を必要としていては元も子もありません。
地球上には古来より脈々と受け継がれ構築された物質循環のメカニズムが存在し、それを支える縁の下の力持ちが微生物です。彼らは私たち人間が汚染物質と考えるものを、“食料”や“エネルギー源”として取り込み、無害なものに変える力を持っています。この能力を理解し、それを最大限発揮できるよう人が手を加えて利用できれば、微生物が増えるのと同時に汚染水も綺麗にでき、簡単かつ省エネルギーで浄化が可能になります。
微生物という“小さな巨人”の力を調べてその力を使った浄化技術を生み出し、さらにそれを実装することにも挑戦して、私たち人間が健康で安心・安全な生活を続けられる社会の構築を目指す研究を行っています。