担当:御園生拓 教授

生き物とは何か、「生きている」とはどういうことなのか、というのは生物学の根源的な問いです。環境との相互作用によって生きている生き物をより深く理解することによって、私たちはこの世界でよりよく生きることができるようになるのではないでしょうか。
藻類はふだんあまり目にとまることはありませんが、生物界の中ではたいへん重要な生物群です。緑の大地を産んだ陸上の植物も、約4億年前に藻類の中から現れました。現在、藻類は地球上の多様な環境に適応して、それぞれの生態系においてさまざまな役割を担っています。
このような藻類を相手に研究をおこなうことで、藻類自体についての自然科学的な知識だけではなく、藻類を相手にしているわたし自身を通して、生物としてのヒトや、さらにヒトが作る社会に対する進化的な視点への道が開かれると考えています。われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか、という「人間の根源的な問」に生物学の言葉で答えることかができるでしょうか。

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