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松本 潔   准教授
【専門分野】
大気化学、地球化学
【主な研究テーマ】
大気中の微量化学成分の動態と環境への影響
大気中には様々な微量化学成分が存在し、大気の熱収支や雲形成、地球上での物質循環において重要な役割を担っています。その中でも特に、エアロゾル(微粒子)や降水に含まれる微量化学成分に注目し、その大気における動態や除去機構、大気環境や生態系への影響について研究を行なっています。

【研究内容】

●大気中の微量化学成分の動態と環境への影響

地球化学分野の研究と教育を行っています。専門は大気化学です。今日社会的にも大きく取り上げられている地球温暖化や光化学オキシダント、酸性雨などとも関連の深い、大気中のエアロゾル(微粒子)と、その前駆物質となる微量気体成分について、フィールドでの観測を中心に研究を展開しています。エアロゾルは 太陽光を散乱・吸収し、また凝結核となって雲をつくります。どのようなエアロゾルが太陽光を散乱・吸収するのか、どのようなエアロゾルがどのような雲をつくるのかは、地球の気候システムを理解する上で重要な情報です。微量気体成分はエアロゾルの発生にどのようにかかわっているのか、エアロゾルにはどのような物質が含まれ、どのように大気から取り除かれるのかを知ることも、地球上での物質の循環過程を理解する上で欠かせません。研究を通して、これら地球のメカニズムの一端を明らかにしたいと考えています。環境問題はマスコミでも大きく取りあげられますが、残念ながら偏った報道が多くみられます。空間的にも物質的にも有限な地球上で今後も人類が暮らしていくには、「地球との上手な付き合い方」を身につける必要があります。環境問題を考えるには、これから先どのような社会を私たちはつくっていくのか、という視点を持つことが必要です。それには、地球上における物質の分布と動態を考える地球化学のセンスが大切です。目の前の環境問題だけでなく、人類社会のあり方を考えることにつながる地球化学教育を目指しています。
 

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